お正月休み等にオーディオ遊びをいろいろしたメモ(読書の記録が肥大化しすぎなので)。
●スピーカーのネットワークコンデンサの入れ替え
Tannoy Mercury2 なるスピーカーのネットワーク回路のコンデンサの一部を入れ替えた。電解コンデンサはホットメルト接着剤を除去しないと取れず、面倒なので、まずはそのまま。
一応それらしい音質になったが、中域だけがもそもそして気持ちが悪いので、そのうち電解コンデンサも交換しよう。
完全なる素晴らしい音がする、ということでは全くないけれど数百円の遊びとしてはたいへん面白い。
ちなみにこのスピーカーは「タンノイ」などという老舗有名メーカーの名になっているが、非常な廉価版Mercuryシリーズ。秋葉原のサトー無線(?)でOnkyo CR-185等とともに買ったもの。
息子が生まれた時、世話になった実家に送ったのだから、三十年前の製品。
コンデンサ交換にはChatGPTに相談に乗ってもらった。コンデンサの種類・容量や機能についても教えてくれるし、ホットメルトの外し方も数種類あげてくれる。有能。
おそらくは、科学技術に関しては確定的な情報があるからだろう。
以前、「第一ポジションだけ弾けるチェロの名曲」を挙げさせたら、「白鳥、ドヴォルザークの協奏曲…」とメチャクチャな返答をもらった。こういうのは苦手らしい。
交換したコンデンサの容量を測ってみた。いずれもフィルムコンデンサ。
- 表記5.6μF → 5.53μF, 5.60μF
- 表記220nF → 229.4nF, 202.2nF
いずれも10%誤差内。30年の経年変化による容量抜けを考えていたが交換の必要はなかったか。
また買ってきたうちまだ交換していない新しいコンデンサも測った。
なかなか優秀。他のも交換前に測っておけばよかった。
で、以前交換したWhrfedale415のコンデンサ(Alcap)が出てきたので、こちらも測定。
- 表記3.3μF → 3.591μF, 3.808μF 交換の必要なかった。
- 表記470μF → 0.129nF, 0.131nF 完全にイカれている。交換してよかった。
ということで、交換にも意味があるようだ。
●PC音楽環境の整備
我が家のPCの音楽環境(接続形態)は以下のようなもの
- PC(Ubuntu GNU/Linux)上のALACファイルをLolypop(出力回りは PipeWire / ALSA)でUSBに出力。
- USB-DAC(ぺるけ氏設計の秋月DAC+トランス式)でRCAアナログに変換。DACにはUSB電源を別途噛ませている。
- パワーアンプ(通常はカマデンキットTA2020デジタルアンプ、時々、真空管アンプ TU-870やTU-879S)を通じてスピーカー出力
- スピーカーは Dali Royal Menuet II (コロナ禍の外出自粛中、どうしても欲しくなって中古通販)。
もうひと組、Tannnoy Merury M2 がある。高音が全然出ない。ヴァイオリンだけ常時弱音器をつけているみたい。
- RCAケーブルはオヤイデのキット。スピーカーケーブルはベルデンの白黒(評判はイロイロ)。
正月休みのついでに我が家のUbuntu(GNU/Linux)の音楽環境を整える。
ChqtGPT先生の言われるがままにコマンドをコピペ、コマンドの戻り値をコピペしているだけなので、ようわからん。
PulseAudio系だったのが、PipeWire / ALSA系になった(らしい)。
いい音になった気がするからヨシ。
16bitDACなので、これ以上は交換するしかないとも言われたが、これで結構良いと思っているので交換しない。
(秋月DACにトランスを食わせた「ぺるけ式」なので、これを使い続けないのはもったいない)。
●アンプの話
これ以外に、音が出なくなったデジタルアンプ(トライパス社TA2020を使ったいわゆる「カマデンのキット」)も様子を見なければだが。。。
で、見てみると電源(AC100V→DC12V)が死んでいるようだ。長く電源を投入したままだったので劣化が早かったということか。
アンプ回路そのものが生きているかどうかを確かめてから電源を買ってくるか、DC12Vのアダプタが我が家のどこかにないか調べるか・・・。
もう一つ、同じキットを組んだデジタルアンプがあるので、その電源を使って試すことは可能だが、はんだ付けを外すのが面倒である。
しかしながら、トライパス社は倒産してしまってTA2020も市場にある限り・・・と言われつつ、今でもAliExpressで買えるようだ。同一品が作られ続けているということか。半導体ではしばしばあるようだが、事情はよくわからない。
カマデンアンプの左右分離が今ひとつな気がするので、検索してみる。あまりはかばかしくはない。
http://anoda.cocolog-nifty.com/mad/2005/05/post_155e.html
「たかがCD一枚聴くのにパソコン立ち上げるのも面倒ですね。」なんて文言を見つける。昔良く見ていたマツドサイエンティスト氏だ。
2005年の記事ということで20年前。今となってはPCの常時立ち上げなんて当然で「立ち上げるのも面倒」ではない。PCはあらゆる情報を取り扱う唯一無二(とまでは言わんが)の端末であって・・・と思う。端末という言葉も古いけれど、ネットにつながっていないPCは無意味・・・となると、「端末」であることが重要なのだ!とかなんとか。
左右分離については、TA2020キット組が2つ(一つは電源が壊れているらしい)、完成品が1つあるので、簡単には左右チャンネルでアンプをひとつずつ食わせてやれば、と思いつく。今度やってみよう。
アンプを買ってみるかと調べると、WiiM Vibelink Ampなんて出てくる。
国内価格が¥52,800 なので、「少々お高い」と思ったが、299ドル なので「廉価」な気もする。計算すると1ドル177円ですかそうですか。アベノミクスの末路を悲しむしかない。
どうせPC音源以外聴かないのだから、単機能のパワーアンプで良いのだ。ROTEL RDA-06とか。
いわゆる中華アンプでも私の趣味に合いさえすればもちろん良い。それに私が買う価格帯のものはブランドはどうであれ製造は中国であろう。そしてまた、中国製品の品質は非常に上がった。まだバッタもんもなくはないようだが、きちんとお金を払えばきちんとしたものが出てくるであろう。むしろバッタもん愛好家としては悲しいかも知れぬ。
年末年始はエレキットの真空管アンプTU870を聴いていた。これの音が好きなのよね。
とは言え、真空管も高くなった。次を買っておかねばと思いつつ、なかなか。
以前は一本2,000円以下だったような記憶があるのだが。現在2本で12,000でも安価な方であろう。
https://eleshop.jp/shop/g/g402281/
https://rooftop-gw.jp/blog/detail.php?id=30
それこそAliExpressならば安価な商品があるようだが、消耗品である真空管を買うのはちょっと怖い。
これもChatGPT先生に相談した挙句、eBayでウクライナの業者から買ってみる。さて。
ウクライナから6BM8のNOS(長期在庫)のペアが約5,000円、送料約2,000円で来た。
停電の合間にテストして、写真を撮って、メールで送り、こちらのOKを受けてから送って下さった。
包装も丁寧できれいな管が送られてきたが、輸送時の損傷も気になるので、到着後すぐ使ってみた。まったくOK。
ロシアからものを買いたい気持ちはなく、そもそも買えそうもないので、ウクライナから買えて(わずかな金額であるが)私としては良かった。
さらに、普段滅多に出さない大きい真空管アンプTU-879Sを出してみる。
いい音ではないか!色付けはTU-870より少ないけれど余裕があるだけにオーケストラなども良い。うーん。
でこちらの真空管6L6GCも予備が買って入れてあるし、TU-870用の6BM8もこちらの箱に複数セット入っている?焼き切れているならそう書いているだろうし、自分。書いていないということは・・・?真空管アンプは長期休暇限定のつもりだったが、もっと使っても大丈夫ということか?
こちらの6BM8ペアに3,900円の値札があった。一本1,950円だったのね。
以前買ってあったコンデンサー(470μF40V)を見つけた。他のはんだ付けついでに、カマデンアンプの電源にくっつけてやった。フィルムコンデンサもつけようと思ったが、こちらは既についていた。
また、ぺるけ氏設計のトランス式DACの電源側のコンデンサを470μFから1,000μF10Vに変えた。470μFは緑色のMuse。いわゆる音楽用。1,000μFはよくある電解コンデンサ。たまたま秋葉原を通ったので、秋月電子で買ってみた1ケ20円也。本当は2,200を買おうと思ったがなかった。まあしかたがない。
この二つはなかなかよろしい。カルミナ四重奏団のウェーベルンの内声が聴こえるようになり、ダイアナ・パントンが筋肉ムキムキになった(こちらは音量を絞った方が良い)。人間の感覚というのは面白いものだ。こんな安価なパーツを変える遊びができるなんて。
●その他
というようなオーディオ関係でゴソゴソしていると、BOSEの技術について書かれたものをネットで見かける。
https://karenevil.blogspot.com/2008/12/boseno.html
なるほどと思わせるもの。BOSEの評価に値するところ(長所)は精緻な実装技術とでも言うべきもので、原理原則は基礎的なものであろう。
そしてまた、ブランディング・売り方が上手いようだと私も感じる。
以前BOSEもの(WAVEなど)を欲しいとも思っていたが、デモをしているのを聴いて自分には合わないと思って欲が切れた。
その時、BOSEとしては得意としているつもりであろう「拍手」が多く入った音源でデモをしていた。
密閉式ではないスピーカーキャビネットなので、開放的な「スッキリしたいい音」が聴こえるのではあるけれど、長い音響管を通じて時間差で出てくる音がかぶさって「音色」としては若干濁されていると感じた。私の音響趣味として、どうも「音の立ち上がり」(トランジェント)に執着があるらしいと気づいた端緒でもある。とは言え、BOSEのこうしたデモ販売は非常に正当なものであって、商品の特性を納得してくれるお客さんに買ってもらう(納得しない人間には買わないことを促す)という姿勢は立派である。
ChatGPT先生とブルックナーの第8交響曲について対話:
今日は安心して、
ケーゲルかハイティンクを棚から取ってください。
また別の日に、
「それでもベーム8番を救いたい病」が再発したら、
その時はまた一緒に悩みましょう。
:ですって。人間みたいね。
そもそもは、ベーム&ウィーンPOのLPは音が良かった(ような気がする)が、CDではヴァイオリン以外聞こえない(ような気がする)ので、良いリマスターはないか、という話から。良いリマスターはまだないらしい。残念。
●緑マジックの効能
ついでに、「CDの中心の透明部分などに緑色マジックを塗ると音質が向上する」説を調べる。
そもそも「CDをプレーヤーに入れ直すだけで音質が変わることがある(向上かどうかは別)」説があるようだ。
CD規格が将来の技術向上も見込んで相当厳しく策定されているが、結局のところ機械部分は予想ほどは向上せず、精度の低い機械で大きな電力を使いながら制御している。で、特に安物プレーヤーでは機械制御に大きな電力を使うために音質まで影響する。と。特に機械系あるいはCDが偏心している場合、「前と90度違えてCDを入れると読めなかったCDが読めるようになる」くらいの現象も生じるとか。これらの話には相応に信憑性があるように感じる。