久しぶりのubuntuインストール(なかなか手間取る)
久しぶりのubuntuのインストールに大変手間取った。
試行錯誤を色々したが、結局「インストーラーを安定的に動作させ続けるためには、カーネルから吐かれる『(今の私にとっては無駄な)大量のエラーメッセージ』を抑制するために、起動時のオプション設定が必要」ということだった。
オプション設定情報を記したブログ主様には感謝感謝感謝。
対象はAsusのデスクトップ。でも、中身はノートPC。
●結論
下記ブログにある通り、「PCIe Bus Error: severity=Corrected, type=Physical Layer, id=00ea(Receiver ID) を吐きまくる」は、インストール後のカーネルの動作のようだが、きょうびのインストーラー(広義)はCD/USBからふつうのカーネルを立ち上げているので、インストールディスクから立ち上げたカーネルも同様にエラーメッセージを大量に吐きまくる。そのため、インストーラーが途中で動作しなくなる(できなくなる)というのが原因であったと思われる(推測)。
https://weblog.hirohiro716.com/?p=1497
上記ブログにはgrubに・・・
/etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash pci=nomsi"
GRUB_CMDLINE_LINUX="pci=noaer"
と書く、とされている。これを参考に、ブート時のオプション設定に、
quiet splash pci=nomsi pci=noaer fsck.mode=skip
と書いてみた。pci= を二つ書いている意味があるのかどうか分からないが、解釈できないオプションは無視されるだけで悪の副作用はないだろうと言うことで書いてみた。
なお、こうして書くと前だけ解釈して後ろを捨てる可能性などもあるので、前後を入れ替える意味はあるかも知れない。
結果として、これにより、安定してカーネルが立ち上がり、円滑なインストールが実行できた。
なお、インストール後も起動すると大量にこのログを吐くので、grubに同様のオプションを記した。
原因解明までに色々試したが、以下のような手順で解明できた。
- 色々と無駄に試した(恨みがましく後述)。
CDよりUSBから立ち上げた方が若干インストーラーが停止するまでに時間がかかることがわかった。
だが結局どちらも停止はすることもわかった。 - Gnomeログイン後にターミナルを立ち上げ(Ctrl+Alt+T)、ジョブ・ログ監視を実施
TOP による各種プログラムの動作状況の確認
tail -f /var/log/installer/debug によるインストーラーのエラーメッセージの確認
dmesg によるLinuxの起動状態の確認
これらにより、systemd-journalの負荷率が高くなっており(CPUの100%近くを使用)、「PCIe Bus Error:」メッセージが大量に吐き出されていることがわかった。 - ログの内容で検索し、上記ブログを発見!!!
上記起動オプション設定後は、「PCIe Bus Error:」エラーメッセージは抑制され、カーネルおよびインストーラーは安定動作するようになった。
おそらく、仮想的にメモリ上にディスクを作ってそこにエラーを書いているので、そこが一杯になっているのかも知れないし、あるいは大量のメッセージを書きながら、インストール用のイメージを展開するのが追いつかなくなるのかも知れない。
なお、1パスで解明できたわけではなく循環的試行錯誤?をしているのだが、それを書いても仕方がないし記憶もないので、単純化(美化)している。
●試行錯誤の過程(涙)
- 4バージョンのインストール
- usbインストールとCDインストール
- cdドライブの交換
- usb自体の交換(元からあった2つに加え、1つ買っちまった)
- usb/CDからの起動時のオプションの試行(Safe モードの選択等)
- WindowManagerの試行(GnomeとFxce4)
すべて無意味。まあ、USBメモリはたった500円でもあり外でも使うかも知れないのでまあ良いだろう。
●感想
例によって ubuntu/linux/unix は快適。ただし、インストールさえできれば。
- 設定類はすべてテキストファイルなので、コピペで設定を持ってこられるし、該当部分を検索で見つけるのも、じっくり眺めるのも簡単。 (windowsで設定を探すためにボタンやタブを選び続けるのは苦痛)
- マシン移行も基本ファイルのコピペ。所有者等の変更も簡単。
- 多数のソフトウェアを選び放題。aptで瞬時にインストール。
- ふつうの作業はすべてunix*上で可能。
- MS-OfficeやVBAが動かないていど。
- でも、数ページ程度の文書作成ならばLibreOfficeで良いんじゃないかと思っている。
何事であれ障害対応に状態監視は重要。インストール時は特に。インストーラーが隠蔽体質なので、ちょっと困った。まあ、妙なメッセージを垂れ流しにしてもふつう困るではあろうが。